ボルダリングのグレード表を解説【見方を覚えて自分に合ったレベルに挑戦しよう】

ボルダリングのグレード表の味方について詳しく知りたい。

初めてボルダリングをした時に説明されるグレード表について解説していきます。

ボルダリングにおけるグレード表は、自分のレベルや、課題のレベルを知るための指標として使われています。

グレードを知って、自分に合ったレベルの課題に挑戦できるようにしましょう。

目次

ボルダリングジムの課題のレベルはグレード表で知る

ボルダリングでは、ルート(課題)の難易度を相対的に表す指標があり、これを「グレード」といいます。

そのグレードをわかりやすく表にしたものが「グレード表」です。

ボルダリングジムに行った時に、周りを見渡してみると必ずと言っていいほどこのような表があるはずです。

これがグレード表で、日本のボルダリングジムでは、○級や、○段というように表記がされていることが多いです。

なぜグレード表が必要なのか

ボルダリングでは、自分のグレードから大幅にかけ離れたルート(課題)を登った時に、不意に落下したりして危険を伴うことがあります。

また、自分のレベルに合っていないルート(課題)を登っても、まったく歯が立たず、楽しさを感じることができません。

グレードは、多くのクライマーにとって目標にもなりますし、知らないルートに対する唯一の情報源ともなりますので、とても重要です。

特に、自然の岩を登って楽しむ「岩クライマー」にとっては、危険を回避するためにもグレードをあらかじめ知ることが重要となります。

ボルダリングのグレード表記は3パターン

ボルダリングのグレード表記は3パターンあり、ジムによって表記方法が違う場合があります。

多くのジムでは、柔道や剣道などと同じく、日本人に馴染みのある「級・段」表記を採用していますが、他の表記を採用しているジムもあります。

どの表記のグレード表でもパッとわかるように対応を覚えておくといいですよ。

「数字+階級」で表記するグレード

階級グレードと呼ばれ、日本発祥のグレード表記となります。

【易】 8級 7級 6級 5級 … 1級 初段 二段 【難】

日本人にとても馴染みのある表記なので、日本国内のジムの多くがこの表記をしています。

柔道や剣道のように、「級」や「段」での表記なので、とても馴染みがありますよね。

「V+数字」で表記するグレード

Vグレード(USAグレード)と呼ばれ、アメリカ発祥のグレード表記となります。

【易】 V0- V0 V0+ V1 V2 V3… V14 V15 【難】

John Vermin Shermanのミドルネームから付けられていると言われています。

アメリカやカナダなどで使われることが多いのが特徴です。

「数字+アルファベット」で表記するグレード

フレンチグレードと呼ばれ、フランス発祥のグレード表記となります。

【易】 3+ 4 4+ 5 5+ 6a 6a+ 6b … 7c 8a 【難】

「級・段」の表記よりも、細かくグレードが分けられています。

ヨーロッパで使われることが多いのが特徴です。

3パターンのグレード表記を比較

ここまで、以下の3パターンのグレード表記を紹介しました。

  • 階級グレード
  • Vグレード(USAグレード)
  • フレンチグレード

この3パターンのグレード感をまとめた表を作りましたので、参考にしてください。

階級グレードVグレードフレンチグレード
6級3+
4
V0-
V0
5級4+
5
V0+
V1
4級5+
6a
V2
V3
3級6a+
6b
V3
V4
2級6b+
6c
V4
V5
1級6c+
7a
V5
V6
初段
初段+
7a+
7b
V7
V8
二段
二段+
7b+
7c
V8
V9
三段
三段+
7c+
8a
V10
V11
四段
四段+
8a+
8b
V12
V13
五段
五段+
8b+
8c
V14
V15
六段8c+V16
参考:CLIMBING-net
※グレード対応表はあくまで参考となります

ここまで細かく覚えなくても、日本では基本的に階級グレードだけ覚えておけば大丈夫です。

初心者が目指すグレードは?

ボルダリングに初めて行ったという人が目指すグレードは「7級~6級」です。

「5級」をクリアできたらめちゃくちゃすごいです。

「5級」は、1ヶ月程度通いだしたころに目指すグレードとなります。

これを初めてでクリアできたら、かなりの「腕力の持ち主 or センス」あり。

ということで、ボルダリングを始めたての初心者は「5級」を目指して頑張っていきましょう。

ボルダリングのグレード感はジムによって多少異なります。
A店では「5級」をクリアできたけど、B店ではクリアできなかったなどがあります。
グレードはあくまで参考程度に考えておいてください。

グレード表の見方を知って自分に合った課題に挑戦しよう

今回は、ボルダリングジムにあるグレード表について書いてきました。

だいたいの見方がわかっていただけたのではないでしょうか。

ボルダリングは、初心者から上級者までが同じジムで登るため、様々なグレードの課題が用意されています。

自分に合ったグレードを登ることが最も楽しむことができるコツなので、グレード表を確認して自分の登る課題を探してみてください。

ちょっと慣れてきたら、自分がクリアできるグレードの1つ上に挑戦するようにしましょう。

今までクリアできなかったグレードの課題が登れた時の達成感は半端ないですよ!

初めてボルダリングをするという人は、まず一番簡単な課題から挑戦していき、クリアできるかできないかギリギリの課題を見つけていくのがオススメです。

それでは、自分の楽しめるグレードを見つけていきましょう。

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