「ボルダリングを始めたいけど、1人で行っても大丈夫?」
結論から言うと、全く問題ありません。
むしろボルダリングが初めてだという人が、1人でジムに来る割合は3割くらいです。
私はボルダリングジムのスタッフとして多くの初心者を見てきましたが、1人で来てそのままハマっていく方は本当に多いです。
この記事では、ジムスタッフとしての観点と、自分の体験談を交えながら、人で始めるメリット・注意点・必要な持ち物まで解説します。
一緒に行く友達がいないからボルダリングをずっと始められずにいる•••。
そんな方はこの記事を見て、勇気を出してボルダリングジムに行ってみましょう!
なぜ1人で始めても大丈夫なのか?

個人競技だからマイペースに楽しめる
ボルダリングは、自分の体ひとつで壁を登る「個人競技」です。
ペアで行うリードクライミングやトップロープと違い、誰かと時間を合わせる必要がありません。
僕自身も、最初の数回は友人と行きましたが、すぐに自分のペースで通いたくて1人で行くようになりました。
もちろん、今ではほぼ1人で行っています。
自分のペースで集中できるので、結果的に上達も早くなります。
実は一人で始める人が多い
ジムに来るお客様を見ていると、初来店のおひとり様率は3割くらい。
「運動不足解消」「新しい趣味探し」が目的の方が多く、スポーツジムに通う感覚で誰かを誘わずに行動する人が増えています。
ルールがわからなくてもスタッフが丁寧にサポート
ボルダリングのルールがわからなくて不安。
そう思う人も多いでしょう。
もちろん、初心者はルールや登り方が分からなくて当然です。
ほとんどのジムでは、初回にボルダリングのルール説明や、登り方のレクチャーがあります。
手厚いサポートが受けられるビギナーパック等を用意しているジムも多いです。
不安なことやわからないことがあったらスタッフに遠慮なく聞いてください。
むしろ聞いていただいて楽しんで貰えるのが1番嬉しいです。
でもやっぱり不安だという方は、「ボルダリングに初めて行く時に知っておきたいこと」で、ボルダリングの始め方を解説していますので参考にしてください。
1人で行くメリットとデメリット

メリット
ボルダリングを1人で始めるメリットって意外と多いです。
上達が早い:集中して練習できる
ボルダリングの上達を早くするためには、上手い人に教えてもらうことです。
私も1人で通っていた時期に、常連さんに声をかけられ、登り方を教わったことが何度もあります。
ジムスタッフとしても「1人で頑張っている人」は応援したくなるので積極的に声をかけて応援したくなります。
人脈が広がる:おひとり様同士で仲良くなりやすい
ボルダリングジムには1人で通っている人が多く、おひとりさま同士で仲良くなりやすいです。
グループに話しかけづらくても、おひとりさま同士なら話しかけやすいものです。
普通に仕事をしているだけでは知り合えなかった友達もできますし、世代関係なくボルダリングを楽しみながら話すことができます。
ボルダリングは、色々な人と知り合うことができるも魅力です。
自分のペースで楽しめる:時間も課題も自由に選べる
僕の経験上、ボルダリングは「最初は友達と行ってても、結局1人で行くことになる」ことがほとんどです。
自分は行きたいのに、友達と予定が合わない•••。
行きたいのに行けない期間が長くなると、結局もう1人で行っちゃえってなります。
元々、1人で始めていると、自分の行きたい時に、自分のペースで好きなだけボルダリングを楽しむことができるのです。
- 友達や職場の人と行く日を合わせなければならない
- 友達が先に疲れたら合わせて帰らなければならない
これを考えなくていいのはメリットと言えるでしょう。
デメリット(とその解決法)
もちろん、1人で行くことに対してデメリットに感じる部分もあります。
最初は孤独感がある
どうしても、グループで楽しそうに登っている人達を見ると、孤独感を感じてしまうことがあります。
特に、休日なんかはグループで来ている人も多いです。
対策としては、平日昼間や土日朝など、1人で通っている人が多い落ち着いた時間帯に行くことで少しはマシになるでしょう。
ただ、実はグループで楽しそうに登っている人たちもボルダリングジムで知り合った人同士のパターンがほとんどです。
通っているうちに仲良くなり、孤独感は解消していきます。
正しい登り方が分からなくて動き出せない
ボルダリングが始めてだと、ルールや登り方がわからず、なかなか壁に向かって動き出せないことがあります。
そんな時は、スタッフや話しかけてくれた上級者がいたら質問してみましょう。
最初からわかる人なんてほぼいませんから、わからないことは積極的にスタッフに聞いてください。
初めて行くときに持って行った方がいいもの
ボルダリングに初めて行く時に必要なものと、あったらいいものはこちらです。
持ち物 | 理由 |
---|---|
動きやすいパンツ(できれば長ズボン) | ストレッチ性があり登りやすい方が○ 擦り傷防止のため長ズボンの方が良い |
薄手ソックス | レンタルシューズ着用時に必須 |
タオル&飲み物 | 汗対策と水分補給 |
ボルダリング用のシューズや、チョークはレンタルで十分ですが、ソックスはレンタルをする時に必要になるので必ず持っていきましょう。
初回来店時の流れ
ボルダリングジムによって違いはありますが、おおまかにはこのような流れになっています。
まずは、「ボルダリングが初めて」だということを伝えます。
初回登録用紙を記入して、レンタルが必要だということも伝えましょう。
ルール、注意点、降り方を説明してもらいます。
簡単な課題からスタートし、体を慣らしていきます。
ルールやある程度のコツを覚えたら難しい課題に挑戦していきます。
課題の見方や登り方のコツなどは遠慮なくスタッフに聞いてください。
まとめ

ほら、ボルダリングに一人で行っても大丈夫でしょ?
- ボルダリングは3割くらいは1人で始めている
- ジムスタッフのサポートがあるので安心
- 初めて行くときは最低限の持ち物だけ揃えればOK
- 一人だからこそ上達も早く、人脈も広がる
まずは近くのジムで初回体験を予約し(予約不要のジムも多いです)、この記事の持ち物を準備してデビューしましょう。
不安な気持ちもわかりますが、やってみたいと思ったら行ってしまいましょう!
ボルダリングはやればやるほど上手くもなるし、楽しくもなります!
ボルダリングの楽しさを知るのが遅れたらもったいないですよ!
あなたが初めてのボルダリングへの一歩を踏み出せることを願っています!