外岩の持ち物や服装は?【最低限必要なものとあると便利なものを紹介】

外岩に誘ってもらった!

いよいよ外岩デビュー!

でも、どんなものを持って行けばいいの?

持ち物や服装は?

そんな疑問に答えます。

外岩は、ジムと違って自然の岩を登るので、それなりの道具が必要となります。

ここでは、外岩に必要な持ち物や服装について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

外岩にはルールとマナーがあります。一歩間違うとトラブルや大怪我の元になりますので、外岩のルールとマナー【初めて行く日までに確認しておきましょう】を必ず確認しておいてください。

目次

外岩の持ち物【必須なもの】

外岩で登る女性

ジム同様、外岩でボルダリングをする際にもシューズとチョークは必須です。

それに加えてマットとブラシも持って行くようにしましょう。

外岩に必要な持ち物

  • クライミングシューズ
  • チョーク
  • ブラシ
  • マット

クライミングシューズ

基本的にジムで使用しているシューズでOKですが、外岩ではソールの消耗が激しいので、なるべく硬めのソールのシューズを持って行くことをおすすめします。

柔らかいソールのシューズですと、岩を踏みづらかったり、踏むと痛い場合もあります。

外岩クライマーは、ジム用と外岩用でシューズを分けている人も多いです。

チョーク

外岩では、粉チョークを使っている人が多いです。

液体チョークを使う場合は、ロジン(松ヤニ)入りかどうかを必ず確認してください。

外岩では、帰る時に岩についたチョーク跡をキレイにブラッシングするというマナーがあります。

ロジン(松ヤニ)入りのチョークを使うと、ブラッシングをしても水で流そうとしてもなかなか落ちないので、使うのはマナー違反とされています。

ブラシ

外岩では、帰る時に岩についたチョーク跡をキレイにブラッシングするというマナーがあります。

ブラシは必ず1人1本は持って行くようにしましょう。

ワイヤーなど鉄製のブラシは、岩を傷つけるのでNGです。

高いところのチョーク跡を落とすのが難しい場合もありますので、持つところが伸びるPAMO(パモ)や、自作の長いブラシを持っていきましょう。

 

長いブラシは、一緒に行く人のうち1人が持っていればOK!

マット(クラッシュパッド)

マットは、クライマーを怪我から守ってくれるアイテムなので必須です。

大きくて持ち運びも大変ですが、怪我のリスクを減らすために、1人1枚は用意するようにしましょう。

初めて外岩に行く場合は、誰かに借りたりしてもいいですが、本格的に外岩をやっていこうと考えているなら、即買うべきです。

ちなみに、誰かのマットを借りればいいやという気持ちで外岩に行くのはマナー違反です。

安く買えるマットもありますので、自分で用意するようにしましょう。

外岩の持ち物【できれば持って行きたい】

外岩にできれば持って行きたいものをまとめています。

自然の中で登るので、場所や課題がわかる『トポ』や、『虫よけグッズ』などが必要です。

トポ

トポには、岩場の場所や駐車場、岩場までのアプローチの道筋や課題などが載っています。

各岩場にはローカルルールもありますので、トポで確認するようにしましょう。

トポには、全国の岩場が簡潔に書かれているものや、各エリアについて詳しく書かれているものがあります。

そのエリアに詳しい人と一緒に行く場合は、トポを持っていなくても大丈夫ですが、今後色々なエリアに行きたいと考えているならば、持っておくことをおすすめします。

全国の岩場が載っているトポはこちら

各エリアが出しているトポはこちら
※ボルダリングジムや、エリア近くのコンビニなどで購入することができます。

瑞牆山 笠置山 トポ

最近では、ネットでダウンロードができるようになっているトポもありますので、探してみるのもいいでしょう。

救急セット

外岩では、ジムよりも怪我のリスクが高くなり、擦り傷や切り傷ができることも多いです。

擦り傷や切り傷をしたまま登ると、岩に血がつき、次に登る人の迷惑となります。

また、自然の場所ではどんな菌がいるかわからないので、消毒液や絆創膏などで菌が入らないようにしましょう。

万が一、岩から落ちてしまった時は、ジムのように平らでフカフカなマットがあるというわけではないので、捻挫や骨折などのリスクも高くなります。

患部の炎症がひどくならないようにアイシングの準備や、固定のためのテーピングなど、応急処置ができる道具を持っていくとさらにいいです。

虫よけグッズ

特に、山や森に行くと蚊やマダニがよく出ますので、虫よけグッズが必須となります。

虫よけスプレーや、蚊取り線香などを準備しておきましょう。

また、マダニには、虫よけの主成分である『ディート』の濃度が低いと効かない場合があるので、できれば『ディート30以上の虫よけスプレー』を持っていくことがおすすめです。

ヘッドライト

外岩でボルダリングをしていると夢中になって、日暮れ間近まで登ってしまうことがあります。

あとちょっとで、完登できそう…。

そうなったら、あと何トライかはやりたいところですよね。

当たり前ですが岩場には、外灯がないことがほとんどです。

そして、日が暮れだしてから真っ暗になるまでの時間もかなり短く、暗い中で片づけをしなければならないこともあります。

真っ暗の中で片づけていると、忘れ物をしたり、ゴミを回収し忘れたりしやすいです。

また、車までの帰り道が暗いと危険なので、ヘッドライトなどを持って行きましょう。

外岩の持ち物【あると便利】

必須ではありませんが、あると便利なものを紹介していきます。

クロックスやサンダル

外岩では、基本的に登る時以外はシューズを脱いでいる場合が多いです。

シューズを履いたままだと、足が痛くなったりするだけではなく、歩いた時に土や泥などがシューズの裏についてしまうからです。

できれば、歩く時はシューズを脱いで、靴やサンダルに履き替えるようにしてください。

いちいちシューズを脱ぎ履きするのがめんどくさい時にクロックスがあると便利です。

シューズを履いたまま、クロックスやサンダルに足を突っ込みます。

クロックスは、シューズを履いたままでも履けるように大きめのサイズがおすすめです。

モバイルバッテリー

外岩では完登動画を撮ろうとカメラを回すことが多くなると思います。

いつ登れるかわからないため、スマホを三脚で固定して、撮りっぱなしにしていることも多いです。

動画を撮っていると、充電がすぐになくなりますので、モバイルバッテリーが必要となってきます。

※完登動画を撮ろうとして充電が1日持つということはほぼないです。

また、電波が弱い場所も多く、スマホが電波を拾おうと頑張るので、電池の消耗が普段よりも早くなります。

いざという時に、充電が切れているということがないようにモバイルバッテリーがあると便利です。

外岩の服装【怪我や虫刺されを防ぐ】

外岩の服装は長ズボン推奨

外岩に行く時ってどんな服装をしていけばいいのでしょうか。

基本的には、ジムと同じような服装でOKですが、行く場所や季節によって注意しておいた方がいいことがあります。

長ズボン推奨

岩場でのクライミングは、基本的に長ズボンでやることを推奨します。

岩にひっかかって破れることも考えられますので、できれば丈夫な素材がおすすめです。

また、怪我の予防や、虫刺され対策としても長ズボンの方がいいです。

余計な怪我をしないため

岩場でのクライミングは、擦り傷などの怪我が付き物です。

以下のような理由で、長ズボンで行くことをおすすめします。

  • 擦り傷を防ぐため(ジムよりもひどい擦り傷になる)
  • アプローチで草や木の枝、石などで怪我をしてしまう恐れがある
    ※なかにはトゲがある草や木があり、半ズボンだとひっかかってしまい思ったよりも深い傷になることも。

岩場では、岩の上部でマントルを返す場面があります。

課題によっては、体を岩にくっつけてズリズリと這い上がらなければいけないこともあります。

半ズボンだと普通に痛いのでおすすめしません。

また、アプローチで怪我をしてしまうことも珍しくありませんので、いらぬ怪我をしないためにも長ズボンで行くようにしましょう。

 

岩場に半ズボンで行った時、擦り傷と虫刺されがひどかったです。それ以来、絶対に長ズボンで行くようにしています。

虫刺されを防ぐため

岩場には虫がいます。

虫よけをしると半ズボンでも刺されづらくはなりますが、長ズボンの方が虫刺され対策としてはいいです。

また、普通の虫よけではあまり効かないマダニがいるような場所では、絶対に長ズボンで行くことをおすすめします。

とにかく、暑くても長ズボンを履いていけば間違いありません。

上半身は気温に合わせて

上半身は、気温や季節に合わせて選べばOKです。

春~夏

温かい「春~夏」でも、岩場は山や川、海にあるため、夕方くらいになると一気に寒くなることがあります。

夏場でも、念のため上着を持って行くことをおすすめします。

また、アプローチで草や木をかき分けていく必要がある場合は、長袖を持って行った方が賢いです。

切り傷を作ってしまったり、漆でかぶれたりと、思わぬ被害を受けることもあります。

また、虫刺されを防ぐ意味でも長袖はあるとよい。

秋~冬

とにかく温かい格好をしていくようにしましょう。

街中と岩場では、気温が大きく違います。

着こみすぎくらいがちょうどいいかもしれません。

アプローチシューズがあるとラク

岩場への行き帰りには、アプローチシューズがあると便利です。

駐車場から岩場まで近ければ、特に必要がありませんが、山道や林道、海岸沿いを歩く場合は普通のスニーカーだと滑ったり、踏ん張りがきかなかったりします。

海岸沿いを歩く場合も、スニーカーだとソールが薄くて踏んだ時に痛い場合があります。

外岩に行くなら、アプローチシューズを持ってて損はないです。

 

トレランシューズや、トレッキングブーツでもいいですよ。

カラビナがあると便利

ボルダリングに使うシューズやマットは、カラビナでマットにひっかけて持って行くという人が多いです。

カラビナはなるべく大きいものを買うと色々ひっかけることができて便利です。

また、PAMOなどの長めのブラシは、マットに挟んで持ち運びをします。

荷物はリュックに入れる人が多い

シューズやチョーク以外の持ち物は、リュックに入れて持って行く人が多いです。

背中側はマットを背負っているので、お腹側で持ちます。

大きいリュックだと足元が見えづらいので、できる限りコンパクトなリュックがおすすめです。

僕は、リュックだと足元が見えづらいのと、歩いているとすぐ暑くなることから、大きめのウエストポーチを肩から掛けて持って行きます。

大きめのウエストポーチは意外とフィット感があって持ちやすいので快適です。

荷物が少ない人や、マットにある程度の荷物が挟めちゃう人におすすめです。

外岩の持ち物&服装まとめ

最後に、外岩に必要な持ち物と服装についてまとめます。

必須な持ち物

  • クライミングシューズ
  • チョーク
  • ブラシ
  • マット(クラッシュパッド)

できれば持って行きたいもの

  • トポ
  • 救急セット
  • 虫よけグッズ
  • ヘッドライト

あると便利なもの

  • クロックスやサンダル
  • モバイルバッテリー

外岩に行く時には、服装にも少し気を使いましょう。

  • 長ズボン推奨
  • 上半身は気温や季節に合わせて
  • アプローチシューズがあるとラク
  • カラビナがあると便利(シューズやチョークをマットにひっかけて運べる)
  • 荷物はリュックなどに入れて持ち運ぶ

これで、外岩に行く時の持ち物と服装は完璧ですね!

最初から全て揃える必要はありませんが、本格的に外岩をやりたいなら少しずつ揃えていきましょう。

外岩にはルールとマナーがあります。一歩間違うとトラブルや大怪我の元になりますので、外岩のルールとマナー【初めて行く日までに確認しておきましょう】を必ず確認しておいてください。

外岩の持ち物と服装

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