外岩とジムでは持ち物も変わってきます。
外岩では自然の中でボルダリングをすることとなるため、普段の持ち物とは違って当たり前です。
何を持っていけばいいの?何があると便利なの?と考えることもありますよね。
そこでここでは、外岩であると便利なものを紹介していきたいと思います。
最低限必要なもの(シューズ、チョーク、ブラシ、マット、トポ)以外に、持って行くと便利なアイテムを紹介していきますので参考にしてみてください。
僕が実際に持っていっているものを紹介していきます!
外岩に行く時の服装や持ち物は「外岩の持ち物や服装は?【最低限必要なものとあると便利なものを紹介】」で紹介しています。
ぜひこちらも参考にしてください。
外岩であると便利なもの15選
今から紹介するのは実際に僕が使っている外岩であると便利なものです。
必須ではありませんが、あると快適な外岩になります。
結構あるので、とりあえずリストにまとめてみました。
※文字をクリック(タップ)するとご希望のアイテムへジャンプできます。
外岩に行く時の服装や持ち物は「外岩の持ち物や服装は?【最低限必要なものとあると便利なものを紹介】」で紹介しています。
アプローチシューズ(トレッキングシューズ)
お目当ての岩まで歩いていく時には、アプローチシューズやトレッキングシューズ(ブーツ)があると便利です。
今後、色々な岩場に行く予定だという方は、必須アイテムと言ってもいいかもしれません。
岩場までのアプローチは、自然の中を歩くので、ぬかるみで滑ったり、木の枝や尖った石が落ちていることもあります。
また、岩場を目指して山道や、海沿いのガレ場(岩がゴロゴロと積み重なった場所)を30分以上歩くことだってあります。
そんな道のりをスニーカーで行くのは正直なかなかしんどいです。
街中や整備された公園を歩くのとは違い怪我のリスクも高まりますので、1足持っておくといいでしょう。
クロックス
ボルダリングのシューズは、ずっと履いていると痛くなります。
外岩では、シューズをずっと履いて移動していると、泥や砂がついてしまうため、基本的にマットの上以外ではシューズを脱いでおくという人が多いです。
でもまた、すぐにトライするのにいちいち脱ぎ履きするのはめんどくさいと思いませんか?
そういった時に便利なのがクロックス(サンダル)です。
その便利な使い方が…。
シューズを履いたまま、クロックスにシューズごと足を突っ込む!
あっ、なんとなく予想できていましたか…。笑
このために普段よりだいぶ大きめのサイズのクロックスを買っておくといいですよ!
普通にシューズを履いているのが苦しくなった時も、クロックスがあればラクにレストできますしね。
クロックスが高くてお金がもったいないという方は、100円均一などで売っているクロックスもどきでも十分使えますよ。
PAMO(ブラシ)
PAMOは岩の高い部分をブラッシングする時に使います。
外岩ではチョーク跡を落として帰るのが最低限のマナーなのブラシは必須アイテムです。
PAMOはクライミングのために作られたブラシなので、ブラッシングのしやすさが抜群で高いところも力を入れて磨くことができます。
岩場では、ジムと違ってちょっと登って磨きに行くなんてことができまい場合が多いので高いところを磨けるブラシは重宝しますよ。
長く伸ばしても力が入りやすく、安定して磨くことができるだけでなく、ブラシの毛質もよくて、チョークを落とすのには最強のブラシです。
また棒の先の角度も調整することができますので、リップ部分もラクに磨くこともできます。
PAMOには色々なサイズがありますが、『pamostick B20-L(伸縮幅 980mm~2070mm)』(古いタイプだと『pamostick short(伸縮幅 970~1,970mm)』)が使い勝手がよくて便利です。
外岩の時に持っていくクラッシュパッドにすっぽりと収まるサイズのため、挟んで持ち運びができます。
長いと持ち運びが不便になりますので、長さに迷ったら『pamostick B20-L(伸縮幅 980mm~2070mm)』(古いタイプだと『pamostick short(伸縮幅 970~1,970mm)』)を選んでみてください。
僕は、古いタイプの見た目の方が好きで、ずっと使っています。笑
エビスの豚毛350ハブラシ(ブラシ)
僕が外岩に持っていっているブラシは、PAMOと、この『エビスの豚毛350ハブラシ』です。
『エビスの豚毛350ハブラシ』は、細かなところを磨いたり、チョークをキレイに落とす時に使っています。
ボルダリング用ではなく普通にドラッグストアに売っているハブラシですが、こんなメリットがあります。
- 安い(ドラッグストアで200円くらい)
- 細かなところを磨きやすい
- めっちゃチョークが落ちる
実は、この『エビスの豚毛350ハブラシ』は、クライマー界隈で密かに流行っています。
安い、磨きやすい、チョークが落ちやすいの3拍子揃った、コスパ抜群のブラシです。
普通のハブラシですが、クライミング用として売られているブラシよりもチョークが落ちます。
また、岩場でブラシを使うとすぐに傷んでしまいますが、価格が安いのでコスパが最高にいいです。
騙されたと思って一度買ってみてください。和rあ
『エビスの豚毛350ハブラシ』については、エビスの豚毛ハブラシはボルダリング用として優秀で、詳しく書いてますので、参考にしてみてください。
ブルーシート
ブルーシートはクラッシュパッド(マット)の下に敷いて使います。
クラッシュパッド(マット)を直接地面に敷くと、砂や土がついて汚れますし、前日の雨や、朝露などで濡れている時にマットへの浸み込みを防いでくれます。
泥がついたら落とすのも大変ですし、泥がついたまま車や家に持ち込むのは嫌ですよね。
それを防ぐためにブルーシートがあると便利。
ちなみに、いきなり雨が降ってきた時には、荷物にブルーシートをかぶせて濡れないようにすることもできます。
山の岩場に行く時、天気が変わりやすいので大きめのブルーシートを1枚持っておくと心強いです。
ブルーシートは安くてペラペラなものよりも少し高くてもしっかりした素材のものがおすすめです。安くてペラペラだとすぐに破れたり、敷く時にちょっとした風でも飛んで行ったりします。
お風呂マット
外岩では、大きいマットの補助的な役割としてサブマットというものがあります。
サブマットの存在
メインの分厚いマットのほかに、それを補助する役割を持つサブマットというものがある。それは、大抵メインのマットよりも薄く、面積が小さい一枚・一層構造なのでサブマットだけの上に着地するのはお勧めしない。しかし、ヒンジタイプの繋ぎ目部分に置いたり、ほかのクライマーのマットと一緒に置く場合のマットの境界線の上に置いたりして、より安全性を担保するという役割においては、絶大な効果を発揮する。したがって、二層構造でヒンジタイプの、すこし値段の安いものを買い、差額で汎用性の高いサブマットを購入するというのも一つの手だろう。
引用:https://offgames.net/
サブマットは少し高価なので、お風呂マットで代用している人が多いです。
ラバーなど、柔らかめの素材のものであればなんでもOK。
ホームセンターなどで安く売っているので、コスパもいいし、汚れてもサッと洗えるのでおすすめです。
サブマットとお風呂マットの両方を持っていってますが、汚れそうなところにはお風呂マットを置いています。だってサブマットは汚れたら洗うのがめんどくさいし…。笑
足ふきマット
足ふきマットは、シューズについた砂や土を落とすために使います。
砂や土がついていると、滑ったりして登りづらくなります。
もちろん、タオルなどでもOKですが、僕は、岩を登る順番待ちの時にこの足ふきマットの上でシューズを履いたまま待機しています。
岩場が混んでいると、『次に自分が登るぞ!』という姿勢を見せないとなかなか順番が回ってこないので、この作戦を使っています。
結構『次どうぞ』と順番を回してもらえるのでいいですよ。笑
スマホ三脚(クネクネするやつ)
完登動画を撮るために、スマホ用の三脚を使って動画の撮影をしています。
岩場は不安定な場所が多く、上手くスマホを固定して撮影することができません。
そんな時に役立つのがスマホ三脚です。
特に足がクネクネするスマホ三脚がオススメで、これなら不安定な場所でも固定ができます。
木にくくりつけたりもできますので、固定場所がなくても自分で生み出すことができます。
おすすめは『JOBY(ジョビー)の三脚 3Kキット』と『Manfrotto(マンフロット)のクランプ』の組み合わせです。
数種類のスマホ三脚を使いましたが、この組み合わせを使うとめちゃくちゃ安定して固定ができます。
少し高めにはなりますが、これを買っておけば間違いないです。
ボルダリングに最適なスマホ三脚については『外岩最強のスマホ三脚【どこにでも設置できる】JOBY+Manfrotto』でも詳しく紹介しています。
かなりおすすめなので見てください!
モバイルバッテリー
外岩で動画を撮っているとすぐに充電がなくなります。
登る時だけ撮るのではなく、カメラを回しっぱなしにすることが多いので、1日持つことはほとんどありません。
また、外岩では電波が弱くなることも多く、スマホが電波を集めようと頑張ります。
そうなると、充電の消耗が普段よりも早くなります。
いざという時に、充電が切れていると困るので、モバイルバッテリーは必ず持っていくようにしています。
カラビナ
カラビナは、シューズやチョークバッグをマットに引っ掛けるのに使います。
シューズや、チョークバッグをカバンに入れるとかさばるし、中が汚れてしまうので、このようにマットに引っ掛けると便利です。
おそらく、外岩に行く人の8割くらいはこれをしています。
アプローチの時に両手を空けるという意味でも、この方法をおすすめします。
カラビナはできれば大きめのサイズを持っておくと色々なところにひっかけられるので便利です。
ヘッドライト
外岩には、当たり前ですが外灯がないことがほとんどです。
暗くなった時に、明かりを確保するのにヘッドライトが必要です。
また、外岩は秋から冬にかけてがベストシーズンとなる場合が多いので、日が暮れだしてから真っ暗になるまでの時間もかなり短いです。
暗い中で片づけをしなければならないこともあります。
真っ暗の中で片づけていると焦ってしまい、忘れ物をしたり、ゴミを回収し忘れたりしがちです。
ヘッドライトだと、両手が空きますので、少し余裕をもって片づけをできることができます、
また、車までの帰り道が暗いと危険なので、できればヘッドライトを用意しておきたいものですね。
ジェットボイル
ジェットボイルとはなにか?
野外でお湯を沸かすことに特化した、アウトドアグッズです。
なんと、2~3分でお湯を沸かすことができます。
正直、電気ケトルレベルの早さです!
寒い冬の岩場で
温かい飲み物を飲みたくなることはありませんか?
温かいカップラーメンを食べたくなることはありませんか?
そう思う方にオススメです。
外で飲むコーヒー、外で食べるカップラーメンって、普段の数倍美味しく感じます。
おすすめはカレーメシ!
外で食べるカレーは格別です。
虫よけ
虫よけについては説明不要ですね。笑
山や林や森に行くとマダニが出るので、できれば強めのやつがオススメです。
虫よけの主成分であるディートの濃度が低いとマダニには効かない場合があるので、できれば『ディート30以上の虫よけ』を持っていくことをオススメします。
カイロ【マグマがオススメ】
寒い冬の外岩の時に役立つのが、カイロです。
あまりやりすぎるとヌメるというデメリットがありますが、カチコチに冷え切った指先だとさらに登れません。
だから、僕はカイロで指先が冷え切らないようにしています。
僕の住む地域だと、普通にマイナス気温になりますので、普通のカイロでは物足りません。
マグマという種類のカイロは、かなり強力で、マイナス気温でも温かさをキープしてくれます。
寒い地域で登る時におすすめです。
折りたたみイス
岩場にイスはありません。
そのへんに座るのがしんどいという人は折りたたみイスを持っていくといいでしょう。
ただし、場所によっては意味がないので、平らな地面がある岩場限定です。
イスがあるだけでめっちゃラクになりますよ。
もちろん、なるべくコンパクトにたためるやつがいいですね。
道具を揃えて快適な外岩ボルダリングを!
外岩へ行く時は、できる限り道具を揃えて快適にボルダリングをしたいですね。
今回紹介した中で、必ず持って行っているのはこれです。
これがあれば、かなり快適にボルダリングができます。
その他のアイテムは、状況により必要であれば持っていくようにしています。
ぜひ参考にしてみてください。
またいいものがあれば、リストを増やしていきますね。